アスペルガーで営業の私が入社3年で退職した私の転職体験談

アスペルガー 営業 向いていない

新卒で良い企業に入ったとしても、「会社を辞めたい」と思ってしまう人いるんじゃないでしょうか。
給料が低い、やりたいことが違う、上司が苦手、仕事ができない。

という私も会社を3年で辞めています。
会社の待遇は良かったし、給料面も普通にボーナスも出るし良かった。

ですが、私は「営業職が向いていない」と感じることになりました。

私はASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)であることは、大学生のころから知っていました。
偏差値の高い大学に合格していますが、人間関係ではよくトラブルがありました。
就活でもかなり苦戦しました。

ようやく決まった会社は、BtoBのルート営業で、決まった客先に訪問し、そこで商談を行うという形でした。

元々、色んなところで、挫折はしていた私ですが、仕事でかなり苦戦することになりました。
勉強ができても、仕事ができないというのをすごく感じることになりました。

私が会社に内定をもらうまで

私は元々大手企業に行きたいと思ってのんびり学生生活を過ごす大学生でした。

大学に合格するためにはものすごく勉強しましたが、大学に入学後は、遊びに明け暮れ、サークル活動をしたり、恋愛にうつつを抜かしたりしていました。

就職活動では、エントリーシートをたくさん書いて、量をかけば受かると、勝手に思っていましたが、上手く行かず。第一志望群はことごとく全滅。
その後、違った路線で攻めようと思い、最初の会社では経験を積んで実力をつけようと思って、小さな会社に就職します。
人数も少ない会社です。

内定をもらった後は、やっと就活が終わったと思い、また遊びに明け暮れていました。

人数の少ない会社は癖のある人が多かった

私の会社は人数が少なかったのですが、会社の売り上げもそこそこあり安定をしていました。
ですが、人数の少ない会社ということはすべての社員と関わります。

私の会社は癖のある人が多かったです。

空気が読めなくて長話をする上司。
逆に適当に感覚で営業して結果を出してしまう上司。
その人に話すと歪曲されて別の人に話してしまう人。
タバコばかり吸って、休憩時間が明らかに多い上司。

本当に癖がある人が多かったですね。

癖がある人たちばかりでしたが、可愛がってもらっていました。

営業の仕事に向き合うことに

営業の仕事に向き合うことになりましたが、私はここでかなり苦戦をしました。
色んな苦手が発生しました。

上司が感覚で営業をする人だった

私の会社の直属の上司が感覚で営業をする人でした。
要は営業センスが抜群で、空気を読むことが出来る、相手のことを察知する能力にたけている人でした。

逆に私は、アスペルガー症候群ということもあるせいか、仕事で空気を読むことが苦手で、いつも何を相手が考えているんだろうなというのがなかなか分からず苦戦しました。

恋愛などのプライベートでは、嫌な場合は態度に出ますが、仕事上の付き合いだと、相手もビジネスですから、対応もよくしてくれるので、なかなか本音が読み取れないのです。

私自身は大学生活中、コミュニケーション力に向き合い、恋愛というプライベートの分野では成果を出すことが出来ましたが、仕事というビジネスの分野では、かなり難しいと感じたわけです。

実際営業では、相手の本当に欲しがっているものを察する必要があります。
興味がない話は、さっさと終わらせて相手につまらないと思わせてはいけません。

こういうのをアスペルガーである私は察することがなかなかできなかったです。

電話をかけたり、受けたりするのが大嫌い

私は電話をかけてアポイントを取るのが大嫌いでした。
電話を受けるのも嫌いでした。

電話というのが苦手なのは、今までずっとだったかもしれません。

電話をかけて相手の予想外の対応に反応するのが苦手でした
自分の時間を拘束される電話が苦手でした。

電話をかけてアポイントを取ろうとするとその日は空いていないと言われてしまいます。
別日も提案するも、別日もダメ。

じゃあどうすればいいんだと、パニクリます。
電話の臨機応変な対応が苦手でした。

お客様に、伝えたら怒られるかもしれないことを伝えないといけない時もありました。
電話越しにものすごく怒鳴られました。
私は頭が真っ白になり、どうしていいか分からない、うまく言葉が発せれないという状態になりました。

「上司を出せ、上司を。お前じゃ話にならん」と怒鳴られたこともあります。
その際は、私は、「分かりました」と答え、上司に「お願いします!お客様が怒っていて」と伝え対応してもらいました。

その際電話対応が終わった上司に言われたのは、
「こういうクレームがある時は、しっかりと細かい情報をもらわないとこちらも相手に対応できない」と言われ、いかに自分がしっかりと伝えられなかったなと感じました。

新卒で入社した私は、電話を取るのもいつも一番最初に取らないといけなかったので、たくさん電話に出ました。
仕事が大量にある中で電話が何度もかかると、全然自分の仕事ができなくて、それでイライラしてしまったこともあります。
電話はどれくらいの時間になるか分からないものなので、長そうなお客様から電話がかかってくると「出たくない」という気持ちが生じてしまったこともあります。

顔と名前が覚えられない

顔を名前が覚えられないというのを一つ感じたことがあります。

ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)は、顔と名前がなかなか一致しないと言われることもありますが、私自身営業の仕事をしていて、全然顔が覚えれなかったです。

人に興味がないのでしょうか。

特に展示会などのたくさん人が集まるところで一瞬名刺交換しただけでは、まったく記憶に残りませんでした。

顔と名前が覚えられないっていうのは、結構営業としては致命的です。
「人に好かれる大原則」では、まず名前を覚えろと書いていますが、覚えられないようでは、人に好かれません。

営業では、どんなところでお客様と遭遇しても、すぐに名前を呼べないといけません。
少ししかかかわっていなくても、名前を呼ぶことが出来たら好感度もぐんとあがるでしょう。

ですが、私は全然それが出来ず、「あ、やばいこれ。覚えられないやつだ」と心に思っていました。

営業が向いていないし、先が見えないと感じ始めた

今あげた以外にもたくさん営業に向いていないなと感じたことはあったのですが、それだけが退職の原因ではありません。

業界の伸びしろや、上司の姿を見て、「将来はこんな上司のようになるのか」「どんどん売り上げが下がっていて、これからも下がっていきそう」等いろんなことを感じるようになりました。

このまま同じ会社で40年ずっと働くのか?と自分に問いかけた時に、「嫌だ」という答えが返ってきました。

私は、向いていないと感じる営業ではなく、向いている仕事をしたいと考えるようになりました。

そして私は約3年間で仕事を退職しました。

辞める理由は、やりたいことが出来たの一点張り

やめる理由は正直に言わなくていいと思います。
上司への不満もあったと思います。
ですが、それを言ったら角が立ちます。

大人なら、立つ鳥跡を濁さずの考えで、残された社員のことを考えないといけないと思います。
といいつつ、私自身はいろいろその時にトラブりましたが。

わたしより先に同じ会社を転職した上司はひどい辞め方をしていきました。

ですが、それはそれぞれいろんな理由があると思いますし、何が正しいかなんてわかりません。

やめた社員に問題があるのか、やめさせた会社に問題があるのか。

答えは両方にあると思います。

転職するのは、私が原因なだけでない。

ですが、自分は向いていないと思う事をやめる選択をして、転職をしたことはすごくいい経験だなと思っています。

また別の記事でも触れたいと思います。

参考

果たしてアスペルガーは営業が向いているのか?向いていないのか?テンカツ